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2026年9月27日
モーセの勇気
旧約聖書には、偉大で波乱万丈な生涯を送った人物が数多く登場しますが、その名の中からモーセを外すことは難しいでしょう。彼はエジプトの王子であり、紅海を割った奇跡の指導者であり、シナイ山で神の栄光を直接目撃した人物でした。イスラエルをエジプトから救い出した彼は、40年余りにわたりイスラエルを導いた民族の指導者でもありました。ところで、彼の最期はどのようなものだったのでしょうか。 今日の本文である申命記34章は、モーセの最期の姿を、あまりにも静かで、胸が張り裂けるほど寂しく描いています。ネボ山ビスガの頂上へと登るモーセの傍らには、誰もいません。 40年間、共に泣き、笑った協力者アロンも、すでにこの世を去っていました。後継者のヨシュアも、血を分けた家族たちも、皆、山のふもとに残されています。頂上に立ったモーセの目の前に、あれほど憧れたカナンの地が遠くに広がっています。 申命記34章1~3節を見てみましょう。
「モーセはモアブの平野からネボ山、すなわちエリコの向かいにあるピスガの山頂に登った。主はモーセに、すべての土地が見渡せるようにされた。ギレアドからダンまで、 ナフタリの全土、エフライムとマナセの領土、西の海に至るユダの全土、 ネゲブおよびなつめやしの茂る町エリコの谷からツォアルまでである。」
おそらくモーセは、カナンの地を踏むことを思うと、心が熱くなったことでしょう。それもそのはず、彼の目はまだ輝きを失っておらず、気力も衰えていなかったからです。聖書はこう言っています。
申命記34章7節「モーセは死んだとき百二十歳であったが、目はかすまず、活力もうせてはいなかった。」
申命記34章4節「主はモーセに言われた。「これがあなたの子孫に与えるとわたしがアブラハム、イサク、ヤコブに誓った土地である。わたしはあなたがそれを自分の目で見るようにした。あなたはしかし、そこに渡って行くことはできない。」
この言葉を聞いたとき、モーセの心はどうだったでしょうか。こんなことを言いたくなかったでしょうか。「神様、あの地を踏むために40年余りも待ち続けてきました。たった一歩だけでも、あの川だけでも渡らせていただけないでしょうか?」今日の本文である申命記34章には、このような内容は出てきません。
しかし、そのような状況であってもモーセは勇気は素晴らしい。
